熱めのお風呂でシワ予防、アンチエイジング?
熱めのお風呂が与える肌への影響が研究によって明らかになってきました。
お風呂も入り方次第でお肌のためになります。
質問:熱めのお風呂は肌が若返るって本当ですか?
答え:正確には、コラーゲンの生成力が高まることがわかっています。
熱めのお風呂に入ると体温が上昇します。
すると体内で熱によるダメージをたんぱく質で修復しようと働きだします、それをヒートショックプロテイン(HSP)と言います。
ヒートショックプロテイン(HSP)日本語に直すと『熱ショックたんぱく質』その名の通り、熱のショックでたんぱく質がダメージを修復しようとすることです。
その恩恵の一つにコラーゲンの生成や回復、シワの原因となるコラーゲンを分解する酵素を減らすなど、肌にいいことが分かってきました。
ヒートショックプロテイン(HSP)の動物実験では、42 度のお湯につけたマウスと37度のお湯に浸けつけたマウスをその後シワを生成しやすいように、紫外線を当てることを週に3回行い10週続けました。
その結果、42度のマウスはほとんどシワができず、37度のマウスは明らかにシワができていました。
このことから、ヒートショックプロテイン(HSP)によってシワができにくくなる(コラーゲンの生成・回復など)予防効果があることがわかりました。
ヒートショックプロテイン(HSP)にはさまざまな恩恵があります。
◎免疫力アップ
◎風邪予防
◎ストレスの軽減
◎疲れをとる
など
ではどのような入浴をしたらヒートショックプロテイン(HSP)を増やすことができるのか?
ヒートショックプロテインの効果を最大限に上げる入浴法を紹介します。
※注意
熱めのお風呂は血圧を上昇させたり心臓へ負担がかかります。
心臓の弱い方や高血圧な方への熱めのお風呂はおすすめできませんから注意が必要です。
ヒートショックプロテインの効果を最大限に上げる入浴法
①入浴前には水分補給をしておく。
入浴後には冷たいものをすぐには飲めないので、入浴前に水分補給を済ませておいてください。
②40度~42度のお風呂に入浴する
42度の熱めのお風呂に10分入浴する。
41度なら15分、40度なら20分。
入浴は、肩まで浸かるようにしてください。
もし体温計があれば計って体温が38度になっていたらヒートショックプロテインの効果を得られます。
この38度に上げることがポイントで、38度まで上がれば、ヒートショックプロテインが増加するからです。
冬場などの入浴の場合、湯の温度が下がりやすいので、温度が下がらないように注意してください。
③湯上りは保温すること。
入浴後はすぐに衣類を着て熱を逃がさないようにすること。
体を冷やさないように、
風呂上りに冷たいものを飲んだり、冷風にあたって体温を下げたりするのを湯上り15分は我慢する。
④週に2回だけやる
これは毎日やってもダメなんですね。
1週間に2回で大丈夫です。
毎日やってしまうと免疫がついてしまって、ヒートショックプロテインが生成されにくくなってしまいます。
1回42度のお風呂に入ると、2日後に最大の効果がでます。
たったこれだけのことです。
熱いお風呂に体温を上昇させるまで、浸かってとなると毎日だと大変ですが、週に2回だけならできると思いませんか?
シワ予防や改善の簡単でとても経済的な入浴法・美容法です。